日頃、高齢者の見守り活動をおこなっていただいている友愛訪問ボランティアや民生委員の方々を対象に、「特殊詐欺被害から高齢者を守ろう!~わたしたちにできることは~」をテーマに研修・交流会を開催しました。
東灘区は特殊詐欺被害額が兵庫県下でワースト2位といわれるほど、区内で多発する特殊詐欺被害を防ぐために、関西国際大学 心理学部 心理学科の大松教授をはじめ、大学生17名の方々にお越しいただき、よくある詐欺被害の事例を寸劇で披露していただきました。
学生のみなさんが犯人役や被害者役へ扮し、実際によくある「このままだとスマホが使えなくなる」というような事例やニセ警察を語った事例などを実演し、最後に被害にあわないポイントをフリップを使って分かりやすく伝えてくださいました。
また、東灘警察署からも詐欺被害防止のために、防犯機能付き自動録音機の設置についてや固定電話スリーガード作戦など具体的な対策方法を教えていただきました。
最後には参加者全員でグループワークをし、今日の講演を聞いた感想や日頃の見守り活動についての情報交換などをおこないました。
実施後のアンケートでは「他地区の見守り活動ではLINEも有効活用しているお話を聞いてびっくりした」というお声や「自分の地区に持ち帰り、この研修・交流会で得た情報をご近所の方にも伝えます」などのご意見をいただくことができました。
他地区の活動者同士が集まる機会があまりないため、こういった研修・交流会の機会を活用いただき、良い部分は吸収したり、困ったことは互いに共感しあい、思いを吐き出す場として、今後も引き続き、情報交換できる機会を設け、活動者のみなさまの後方支援をしていきたいと思います!