令和2年12月1日(火)東灘区認知症家族会HANASUの会が開催されました。
受付の様子、感染症対策を徹底して行われています。
今回も距離を取っての開催です。
講師は、有馬高原病院 認知症サポートセンター長 作業療法士 中西誠司氏です。関心を持った専門職からの申し込みも多数ありました。
テーマは「パーソンセンタードケア」、一度視点を置き換えて、認知症の方の立場に立って考えてみる機会となりました。
・昔は「問題行動」と呼ばれた認知症の周辺症状も、認知症の方の立場に立つと、分からないなりに現状を打破しようとしているのではないか。
=「Challenging behavior(チャレンジ行動)」=「その方の声なき声」と言えるのではないか。
・認知症の方の行動に対して、「どうすれば良いだろう」と思いがちだが、まずは「どうしてなんだろう」で寄り添う。
⇒日々ご自宅で介護される家族にとって、常にこのように考える余裕はないかも知れないが、ふと思い出したときに、この視点の置き換えをしてみてほしい。
参加者からの感想では、
・重度のためなかなかコミュニケーションを取りづらいが、長年連れ添った夫婦なので、表情から想いを読み取りたい。
・本人の育った町や時代を再度理解して、改めて本人の立場に立ち直そうと思った。
涙ながらに話される参加者もおられ、コロナ禍ではありますが、改めてこのような場の必要性を感じる会となりました。
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次回は、1月13日(水)13:30~ 東灘在宅福祉センターにて交流会を開催いたします。
参加をご希望される方は、東灘区社会福祉協議会(℡078-841-4131)までご連絡をお願いします。
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