地域福祉センターなどで開かれている「ふれあい給食会」
コロナの影響で、「集って食べる会食スタイル」から「お弁当の配食スタイル」へと様変わりをしました。
「〇〇さん元気だった~?」と高齢者の方の顔を見て、一人ひとりにお弁当を手渡されてニッコリ。民生委員や婦人会などの地域のお世話係の方の明るい声にホッとする瞬間です。「ちょっと出かけるのが億劫だと思ったけど、やっぱり来てよかったなぁ・・・」思わず高齢者の方もつられてニッコリ。
給食グループの皆さまの活動が、高齢者の方のありがとうの声に繋がっています(*’ω’*)
配食の方法も地域ごとに様々な工夫があります。
コロナで閉じこもりがちになっている高齢者の方に、少しでも自分の足で歩く機会を、そして人とおしゃべりする機会を作ろうと、各戸への配達から、高齢者の方に取りに来てもらうスタイルに変えましたというグループもあります。
逆に、地域福祉センターが遠い、坂が多い、大きな道路を渡ってこなければならない等の理由から、一軒一軒に配達されるグループもあります。
まだ、感染拡大の心配があるので、配食も控えていますという慎重なグループもあります。
それも大事な考えです。
どのグループも無理なく、試行錯誤を重ねながら、その地域に合った方法で取り組んでおられます。
「雨の日には、取りに来てもらうのは心配だから、ちょっと自転車で届けてくるわ!」と雨の中合羽を着て配達されたり、
「あの方まだ来られてないなぁ。忘れてはるんかなぁ」と一軒一軒電話をされたり、
高齢者の方もご近所さんに声を掛けて一緒にお弁当を取りに来られたり、
「配食になったから参加してみようかな」と新しいつながりができたり・・・
地域ではいろいろなエピソードと共に配食サービスが行われています。
コロナ禍でもお互いの工夫や思いやりで、人と人との心が通う時間が流れています。